【映画レビュー】劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来|激闘と涙が交差する、究極の劇場体験【豊川コロナシネマワールドにて鑑賞】

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2024年7月18日に公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』を、愛知県の豊川コロナシネマワールドにて鑑賞してきました。

監督は外崎春雄、アニメーション制作はおなじみのufotable(ユーフォーテーブル)
声の出演は花江夏樹(竈門炭治郎)鬼頭明里(竈門禰豆子)小西克幸(宇髄天元)、そして今回の主役とも言える鬼・猗窩座を演じる石田彰の迫力が光ります。

鬼殺隊と上弦の鬼の最終決戦が繰り広げられる「無限城」編。その幕開けとなる本作では、炭治郎たちの死闘、そしてかつての因縁が交差し、観る者の心を強く揺さぶります。

圧巻の映像と音の世界、猗窩座が再び動き出す

まず特筆すべきはアニメーションのクオリティ。ufotableの代名詞でもある“ぬるぬる動く”戦闘シーンは健在で、特に猗窩座と柱の一騎打ちのシーンでは、劇場全体が息を呑むような緊張感に包まれました。

また、梶浦由記×椎名豪による音楽も素晴らしく、キャラクターの心情を巧みに盛り上げてくれます。音と映像がシンクロする“あの瞬間”は、本作最大の見どころと言えるでしょう。

そして石田彰演じる猗窩座の演技は、まさに鬼気迫るもの。言葉の節々に宿る狂気と哀しみが、観る側にもじわりと伝わってきます。

映画を観た感想|胸が熱くなる、だけじゃ終わらない

個人的には、猗窩座というキャラクターに対する印象が大きく変わった一作でした。
これまで「冷酷な鬼」として描かれてきた彼が、なぜ鬼になったのか、彼が背負う過去と“戦う理由”に迫る場面では、思わず目頭が熱くなりました。

鬼滅の刃の魅力は、鬼にもそれぞれの「物語」があること。どこか人間らしくて、だからこそ切ない。
「強さとはなにか?」という問いが、本作ではより深く観客に突きつけられます。

決して「派手」なだけの映画ではありません。心にじわりと残る、そんな作品でした。

映画の背景と制作秘話|無限城編、どう作られたのか?

『無限城編』は、原作・吾峠呼世晴氏のクライマックスに突入するエピソードであり、シリーズ全体でも最も重厚なパート。
原作漫画の中でもファンの間で「感情の振れ幅が最大」と言われる章です。

外崎監督はインタビューで、「無限城編は原作の魅力を最大限に活かしつつ、映像でしか表現できない演出に挑戦した」と語っています(出典:アニメージュ2024年8月号)。

また、ufotableは本作のために新しい3D背景技術とライティング技術を開発したとのこと。これにより、無限城の“歪んだ空間”の不気味さと美しさがよりリアルに表現されています。

客観的な評価|良かった点と少し気になる点

良かった点

  • 戦闘シーンのアニメーションが超高水準
  • キャラクターの心情描写が丁寧
  • 音楽と映像のシンクロが絶妙
  • 猗窩座というキャラに深みが加わった

やや気になる点

  • 155分という上映時間は人によってはやや長く感じるかもしれません
  • 初見の方やTVアニメを見ていない人には、少し内容が複雑に感じる可能性があります

まとめ|映画『無限城編 第一章』は観る価値あり!

『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』は、戦いの迫力だけでなく、キャラクターの内面を深く描いた珠玉の一作でした。
炭治郎たちの“闘いの理由”を、そして猗窩座の“哀しみ”を、ぜひスクリーンで味わってください。

総合評価:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(5/5)

鬼滅ファンはもちろん、感動するアニメ映画を探している人にも自信を持っておすすめできます。

▶ 公式サイト・予告編リンク

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